【露出】飲食業の究極新規開業マニュアル その3

第五章 従業員を使うポイント
 
従業員を使う際は、再三話をしているように慎重に考えて欲しいと言うことである。しかし売上や店に応じて当然使わなくてはならないと思う。あなたはどんな従業員を使うのだろうか?
 
店をつくって「表現」していくのは、やはり人間である。お分かりの通り人間が数字を上げるし、下げもするのである。つまり人間を使う中で一番重要な事はなんであるかをここで確認しておきたいと思う。

まず、経営者が最初に考えるべき事は「従業員をどうコントロールするか?」である。
私も大手チェーンで教育担当をしていたが、難しいテーマである。果たして「他人をコントロール」出来るのであろうか?私の意見では「出来ない」が答えである。
 
よく私はクライアント先の社員へこんな講義を開く。テーマは「人の言いなりになる人生」である。大きなテーマのように感じるが、マネジメントの原点である。受講者に質問するとほぼ100%の人間がNoという答えを返してくる。どうやら人間は「人の言うことを聞くのが嫌いな動物」のようである。

皆さんは、どうであろうか?
 
しかし、人間は「マネジメント」と称して「人の使い方」を導き出してきた。多分崇高な先生方がつくられたのであろう。私も「マネジメント」と言う分野についてチャレンジしてきたが、500年位かかりそうである。私は人をコントロールする事なんてあきらめた方が良いと思う。

ただし、部下を上手く使っている上司が存在していない訳でもない。皆さんの周りにもそんな方が存在すると思う。そんな方を検証してみると「全く人をコントロールしよう」と考えていない事に気づかされるのである。そしてそれぞれの方に似通ったものを発見するのである。それは何か?

この方達に共通するのは「自身のコントロールが上手い」点である。例えば「毎朝決まった時間に出勤したり」「従業員が足りない時は自分で窓掃除したり」と店のルールをしっかり果たしている人である。このように本能以外の事で自身をコントロール出来るのは人間だけなのである。

眠いときに寝て、食べたい時に食べるのは「けもの」と同じなのである。最近自分が出来ない事を相手に要求している人を多くみるが、実は「部下である人間は良く見ているのである」
 
私のクライアント先の店長に「寿司職人」がいる。その職人はもう50になろうとしているが、ホールのアルバイトの女の子にホールの仕事を教わって、ぎこちなく仕事をしている風景をみた事がある。その店長は「ホールから店を見ると店が良く分かるんですヨ!」と話すのである。

その店は約月商2000万円に近づく繁盛店になっている。勿論彼は店で一目おかれる存在になっている。 ここで伝わって来るのは「店を良くしたい」と言う気持ちである。この行動は間違いなく従業員に伝わるのである。実は経営者も同じだと私は思う。皆さんもお分かりの通り飲食業をする方は「金儲け」の為に行う人は非常に少ない。同時に従業員も初めから「楽をしてやろう」と思って入店してくる人も少ないのである。

まずは、「あなたがどう言う店をつくりいたか」を話して自身が「実行」する事が重要だと思う。そして足りない事は「言葉で伝えて行けば」良いと思うのである。俗に言う「悪い店」と言うのは、従業員が何をやったら良いのか分からない店である。「接客を良くしろ」とか言う単発な事ではなく。

店自体がどうであるか?どう言う店であって欲しいか?と言うメッセージが経営者から従業員に伝わっていないせいである。
 
まとめとしては、
 
●まず経営者は「どんな店」にするのか明確にする。
●具体的に「自身をコントロール」して行く。
 
後は、私の出番ではないと思う。1つ言える事は「自身をコントロール出来ない人間が他人をコントロール出来るはずが無い」と私は思うのである。

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